いつもどのように勉強しているか *プロモーションを含みます

水泳指導者の多くの方は、日本水泳連盟の指導者資格をお持ちとだと思いますが、僕はNSCA全米ストレングス&コンディショニング協会のパーソナルトレーナーの資格を有して運動指導を行っています。

水泳連盟の指導者資格もあればさらに良いと思うのですが、資格更新や勉強会参加への物理的な要因から、1つの資格だけに集中しています。また、指導対象が水泳選手だけでなく、高齢者の方や要リハビリの方もいらっしゃるので、広い範囲を勉強できる理由でもNSCAを選んでいます。

NSCA指導資格を更新するためには、セミナーや課題提出の義務があります。セミナーは毎月全国各地で開催され内容は多岐に渡ります。各種トレーニングに関わる運動学や生理学、動機づけやメンタルトレーニングなどの心理学、栄養学、スポーツ社会学など。全てを深く勉強できれば良いのですが、自分の現場のクライアントが困っているいるようなことを想像しながら内容を選んでいます。

NSCA会員は1ヶ月に一度会報が送付され、毎号たくさんの文献が紹介されています。今回は水泳選手に関係するような記事を見つけたので少し紹介します。「レジスタンストレーニングと有酸素トレーニングを同時に行うためのそれぞれの強度をどのように決めるか」


表は同時トレーニング中に推奨される強度の組み合わせです。NSCAストレングス&コンディショニングジャーナル2020年10月より引用。同時トレーニングとはレジスタンストレーニングと有酸素トレーニングを同じ日の同じセッションに組み合わせて行う方法です。記事の内容をざっくりまとめると、

  • 同時トレーニングは有効で、それぞれの能力を高めることができる
  • ただし強度(きつさ)の設定の仕方に注意する必要がある
  • 相乗効果があるのは、「高強度のレジスタンストレーニング」×「低強度の有酸素トレーンング」
  • 高強度の有酸素トレーニングは心肺持久力向上に効果的であるが、最大筋力や瞬発力低下になるので注意
  • レジスタンストレーニングの後に有酸素トレーニングを行う
  • 週に2回の頻度で8週間以上の継続で効果が出る。その後2週間休んでも各能力の低下はない。量(頻度や時間)のやり過ぎに注意。
50m20本1分サイクル、all fast みたいなメニューは心肺持久力向上に効果的ですが、スタートやターンなどの瞬発力を要する動作のパフォーマンスは落ちてしまいます。スタートやターンは加速局面であり競泳の最もスピードが速くなる瞬間ですからこれを最高の状態にしておかないと、レースでは損をしますね。心肺持久力は水泳選手のパフォーマンス(特に100m以上の種目)に決定的な仕事をする要因であり必須のトレーニングだと言えますが、どのタイミングで行うかは慎重であるべきです。

パーソナルスイムレッスンでは、強度、量(時間や距離)、インターバル、頻度などの変数によってレースまでの最適な方法をプログラミングしています。月に2〜4度の頻度でレッスンを受けていただくとより精度が上がりますのでぜひご検討ください。お得な10%offチケットをおすすめしています。

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FLOW STYLE 藤澤ヨシノブ

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